人は日常生活のうえで≪映画・友達・ショッピング≫

かかわりをもつ事物や他人に対して、多少とも好き・嫌いの感情を抱き、とくにそれが強い形でもたれる場合には、それらの対象や相手への態度、行動が、それによって大きく影響される。

好きな事物や相手に対しては、それに接近したり、いつもいっしょにいようとしたり、たいせつにして自分のものにしようとしたりする。

反対に嫌いなものに対しては、これを避けたり、無視したり、場合によっては破壊してしまおうとしたりさえする。

子供では、このような好き・嫌いに基づく行動が端的に示されるが、大人になると、社会的な規制や利害関係による制約が絡み、好き・嫌いが単純明快には表明されない。

特定の事物や人間が好きになる要因としては、1、空間的接近―いつも身近にあるということ、2、熟知性―頻繁に接触する機会があること、3、類似性―なにかの点で自分と類似していること、4、相補性―要求に関して対照的または相互補足的な関係にあること、などがあげられる。

しかし、どの要因にしても適正な水準があるのであって、接近にしても接触度や類似性、相補性にしても、度を超えると逆効果をもたらし、互いに反発しあう場合も生じる。
update:2010年02月02日